川北英隆のブログ

御用納めの日の東京出張

製造業の多くと役所は今日で今年の業務が終わる。国立大学もそうである(今週の初めから休みと思っている人が多いようだが)。それなのに、今朝、東京に出てきた。しかし、楽しみはあるものだ。
米原付近は雪だった。大したことはなく、前日から予想していたとおり(天気図を見ながら、少し早めに出るかどうかを決めないといけないが)、新幹線は順調だった。もっとも、比良も伊吹も見えなかった。晴れていれば1000メートル少しの山とはいえ、白く輝き神々しかっただろう。
低山といえどもバカにしてはいけない。前の会社のとき、森林の研究でヒバの林を見るとの目的で(当然、出張で)登った津軽半島の大倉山(677m)は素晴らしかったし、こちらは遊びで登った新潟の粟ヶ岳(1293m)は抜群だった。
本題に戻ると、静岡付近で南アルプスがはっきりと見えた。こちら、前衛の山にはまだ雪は少ない。しかし、その奥に少し頭を覗かせている主稜は真っ白だった。新幹線が富士川を越えると、富士山が美しい。誰かの表現だと思うが、偉大な平凡だろうか。宝永火口だけがアクセントであり、大きな口を開けていた。
富士川の鉄橋を渡り終えると、後方を振り返るのも楽しみである。もう一度、南アルプスの主稜が見える。残念ながら今日は少し霞んでいた。
今日の用事というと、共同研究の打ち合わせで某N総研を訪問した。午後、某KR省に呼ばれていたので立ち寄った。今年は選挙があったので、特定の部署は来週も仕事だそうである。
通商産業省に派遣されていた2年間、12/28の午前に仕事が終わり、その後は飲み会になっていたことと比較すると、立ち寄った役所に年末の雰囲気がなかったのは確かである。こちらも仕事だったので、年末だということをすっかり忘れていたから、仕事をしてると言われると、「そう言われれば皆さん仕事をしてますね」と、しょうもない会話をするしかなかったが。

2014/12/26


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