川北英隆のブログ

絶滅危惧種キュウリの木

ソコトラ島では見たい植物がたくさんあった。多くがソコトラ島の固有種で、「ソコトラの某」(socotrana)との名前が付いている。中でも、竜血樹に次いで見たいと思ったのがキュウリの木だった。
写真がそのキュウリの木である。この写真のキュウリの木、絶滅危惧種というのに、空港に下りて島の中心の町、ハディーボに行く途中でいきなり見ることができた。前回のボトルツリーと形状は似ているが、葉が異なっている。岩の上で育っていた。
ウリ科の植物で唯一、木状になるという。花は咲いていなかったが、本で見ると、他のウリ科の植物と同様に黄色い花が咲く。実はキュウリというよりもウリのようである。
ところで、ソコトラ島の植物に関する参考文献である。英語のものを含めてピッタリのものは少ない。島には本屋もない。そんな中、新開正/新開美津子『世にも不思議なソコトラ島』(彩図社、2010年)はいい。本体の定価1600円である。
ただし、出版社の残部が少ないのか、手に入れるのに苦労した。アマゾンなどのネットでは中古しかなく、倍以上の値段である。僕は出版社のサイトに入り、「下記のネット書店で」とある(失礼ながら)少しマイナーなサイトから定価(正確には3%程度の割引価格)で購入した。
260A0088キュウリの木.JPG

2015/01/10


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