川北英隆のブログ

新幹線の超遅れにぶつかる

学会(山岳会でも創価学会でもなく、日本価値創造ERM学会)に参加するため、早朝の新幹線に乗ろうとした。京都駅に着くと状況が変で、電光掲示板にかなり前に出たはずの列車名がある。
テロップに「火災のため遅れている」と表示されていた。長岡京(京都と大阪の間)の火災だった。「線路の横で燃えたのかな」と思っていると、高架下で燃えたとか。駅に着いてすぐに消火されたとの放送があった。鎮火後の安全確認が行われ、結局のところ、上り(東京行き)は現場付近を最徐行しつつ運転開始されたが、下り(大阪方面行き)は通信設備(ケーブル?)の交換が必要とかで運転開始が遅れた。
掲示を見ると、予約していた列車の運行開始は順番として5番目と前の方にあったので、「徐行でも何でも運転が開始されればじきに来るだろう」と思った。しかし、これが間違いだった。ダイヤそのものを大幅に変更して運転開始したらしく、混乱があったのだろう、なかなか到着の順番が来ない。そのうち、京都折り返し(始発)の「普通車の全席が自由席・のぞみ」が運転されることとなった。その運行計画に早く気づいたので、それに急ぎ並んで乗った。
結果は、東京に2時間15分程度遅れで着いた。実は学会では開会の挨拶を頼まれていたのだが、それには間に合わず、昼の理事会にようやく間に合った。
実は、学会名のERMとは「エンタープライズ・リスク・マネジメント」の略である。僕としては、米原の雪を想定し、30分程度の余裕を考えての新幹線の予約だったが、今日はその程度では余裕ではなかったことになる。こっちのリスク管理が不十分だったということか。
一方、2時間以上遅れると特急料金の払い戻しがある。払戻金額を今回の時間当たりの単価に直すと、約2000円である。マクドの時給はもちろん、大学の研究補助の時給より高い。「えらく疲れて、しかも寒かったけど、まあええんやろ」という結論である。

2015/01/22


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