最近、住んでいるマンションの一室が売りに出た。チラシで知った。比較的広い部屋で、子持ちの家族が住むのに適している。学区も人気があるらしい。しかし、その売り希望値段にはびっくりした。
というのも、10年少し前、マンションが建った時の売値の1.5倍以上していたから。ネットにも同じ値段で掲載されていた。ネットの写真ではなかなか良さそうな物件に見えるが(立地としては良い物件だが)、「でも、そんな値段では、売れんやろ」と思っていたところ、いつの間にか、そのネットの広告が消えていた。わずか10日程度のことである。多少の値引き交渉があったのかもしれないが、希望価格に近いところで売れた可能性が高い。
最近の京都はマンションの建設ブームである。東京の大手不動産会社が進出してきている。噂では、えらい高級マンションが建ち、競争倍率も高いとか。以前にも書いたと思うが、東京の住人が京都の真ん中や観光地近くのマンションをセカンドハウスとして購入する例も多いらしい。
東京の知人SH氏からの情報によると、東京の不動産を買いたいとの海外のニーズが高いとのこと。円安のせいで、海外から見ると、日本の不動産の割安感が目立つのだろう。しかし、東京の物件は希少になりつつあるらしい。あふれたニーズが京都にも押し寄せているのだろうか。
一方で地方の物件が大安売りになっているとの情報もある。日本全体の人口が減少すれば、既存の家は余ってしまうから、そうかもしれない(興味がないから情報を集めていない)。海外勢が、そんな地方の不動産にまで手を伸ばす可能性はゼロではないが、「日本を占領しよう」との意図でもないかぎり、普通は地方にまで触手は伸びないと思えるのだが。
2015/02/06