川北英隆のブログ

海外を旅すれば必ず事件が

最近の海外旅行が無事に終わったことはない。というのは大げさなものの、「必ず」に近い感じで事件が生じる。その最たる例がイエメンだろう。帰国後、政情が不安定になり、革命的な状況に陥った。
新聞情報によると、イエメンの首都、サヌアでは反体制勢力が民兵を繰り出し、政権を掌握したとのこと。イエメンはアルカイダ(アル・カイーダ)の拠点とも故郷ともされる。また、北と南に分かれていたイエメンが統一されたのは1990年と、まだ最近である。それだけに、いろんな勢力がいるのだろう。今回の革命の発端は、大統領の地位を追われたハディ氏が連邦制を模索したことに対し、反対の声が高まったことによるらしい。
イエメンの旅行では、まだ書いていないようだったが、帰国が2日遅れた。このことはもう一度書くとして、「これが今回の海外旅行の事件やったんや」と思っていた。しかし、それだけでは終わらなかったことになる。
海外旅行後の政治的な事件としてはアルジェリアがある。2011年の年初に旅行したが、その直後にチュニジアでジャスミン革命が起き、いろんなアラブ諸国を混乱に巻き込んだ。アルジェリアも例外ではなく、現在のところ、旅行会社のドル箱であるタッシリナジェール・ツアーの募集を中止しているようだ。
もう1つの事件のパターンとして火山の爆発がある。その好例がアイスランドだった。またカメルーン山も登った後で小規模だったようだが噴火した。
自分の足で歩いただけに、旅行後はその地域に高い関心を持つから、「海外を旅行したら必ず事件が」と思うのかもしれない。とはいえ、いろいろと経験したものだから、いずれその記録をまとめたいと思っているが・・。

2015/02/07


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