川北英隆のブログ

自作のスケジュール管理表

昨日のM君の訪問に関して、前回来たのがいつだったのかはすぐに判明した。別に整理がいいわけでも、当然記憶していたわけでもない。たまたまスケジュール表があっただけである。
会社を辞めてから、手帳は廃止した。
会社時代は手帳の斡旋があったので、習慣として購入し、それでスケジュール管理していた。手帳はスケジュール管理だけの用だった。その日の出来事を手帳の横にメモする努力なんてするわけがない。だから、そもそも手帳という大仰なものは不要だった。思い出すと、会社時代はきちんとした秘書のMさんがいて、「今日の予定は・・」とか、「もうすぐ来客です」とか教えてくれた。疲れたとき、ズルして席を離れようとすると、「どちらに」「次の予定は○○です」と念を押してくれるので、忘れようがない。ええっ、トイレにいくだけの時には困るやろって?
会社を辞めるとそうはいかない。秘書のサービスはないので、スケジュール管理も自分で一から十までやらないといけない。手帳に予定をメモしていたとしても、それがいい加減な記入なら、自分の字を自分で読めないことがある。そもそも、手帳の斡旋もない。
そこで、スケジュール表をExcelで作ることにした。というわけで、2004年からのスケジュール表がパソコンの中に入っている。それを見ると、M君の来訪の日がすぐに判明した。M君の来訪の年月はほぼ覚えていたのでファイルを適当に開いたのだが、記憶が曖昧なら検索をかけて探せばいい。
マイクロソフトやグーグルなどでスケジュール管理システムが提供されているが、僕は使っていない。大仰過ぎるし、端末に電源を入れたり、ネットに接続したりする必要があり、たいそうである。それに、他人に自分のスケジュールを見られているようで気持ち悪い。
僕の場合、1ヵ月を1枚のシートで作っている。各行に日と曜日が入っている。各列は時間であり、一応15分刻みになっている(10分か5分刻みの方が良かったかなとも思うが、作り直すのも面倒である)。行や列の幅は好きなように調整する。その表に、予定が入る度に色を塗ってメモすればいい。僕の場合、主に京都と東京で予定が入るので、一目でどの場所での用事かわかるように色を違えている。移動する必要があれば、予約した新幹線等の時刻も書き加える。会う場所等の注意事項があれば、表の横にメモしておけばいい。
それで、プリントアウトした最新のスケジュール表を持参している。人と会って予定を入れるときには、その紙にとりあえずメモしている。その日のうちにExcelの表をアップデートすれば、いくらきちゃない自分の字でも読めるだろう。また、グーグルなどが提供しているクラウド上にアップしておけば、ネットに接続してスマホなどで見ることも可能である。
こうして無駄な手帳への出費を抑えることもできる。大した金額ではないが。

2015/02/15


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