今日の早朝から、今日締め切り原稿を書いていた。2日前に公表されたデータをダウンロードし、分析する作業が手間である。寝ぼけ眼のせいか、せっかくの分析ファイルを誤消去してしまった。
実のところ誤削除したのは、エクセル形式であり、加工したものが20ファイルくらいあった。そのファイルの作成のために1時間近くかかったか。それも、USBメモリーに記憶させていたファイルなので、消すと修復が効かない。前から知っていた(誤ってしまったこともある)罠である。何でシステム上、そんな不便なことになっているのか質問したいくらいだ。
以上の文句があるものの、急ぎの原稿だったので、また最初から作るには大変だったので、今回はフリーソフトの提供サイトに入り、ファイル修復ソフトをネットで探した。いろいろあるので、いくつかを祈る思いで順次試すしかない。
最初に試したソフトでは、いろいろと消去した過去のファイルが出てくるものの、肝心の、数分前に削除したはずのファイルが何も表示されない。そもそもファイルの検索に10分近くかかった。ということで、「アホやん」と、そのソフト自身をすぐさま削除、抹殺した。
次に試したのが、Recuvaというソフトである。これを試すと、ほぼ瞬間に近く、消したファイルが表示された。「ええやん」というので、表示されたファイルを修復し、何とか原稿書きは30分近くの遅れで再開できた。
とはいえ、このソフトを使っても完全に修復できたわけでない。作ったはずの20ファイルのうちの2つのが、1つはエラーのために完全修復できなかったのと、もう1つは修復ソフトでは表示もされなかった。誤って削除したことにすぐさま気づいたので、ファイル(USBメモリー)への意図した上書きは皆無なのに、「何てこった、パンナコッタ」(吉本のギャグ)と思う。
とりあえず原稿は間に合った。とはいえ、ここで安心してはいけない。修復ソフトがこんなに簡単に手に入るのだから、パソコンの廃棄はますます要チェックである。女性用化粧品の宣伝では、目や頬等に付けたり消したり、(そんなんやったら最初から化粧すんなやと思うが)、化粧品会社は二重で儲けようとしている。パソコンも同じで、消したり修復したりである。
この瞬間にも、データを修復したり、完全に消したりと、永遠に尽きないソフトの開発競争が進んでいるのだろう。その競争、化粧品会社にとっては「ラッキー、わが意を得たり」というわけだ。
2015/03/04