今日、先輩Aさんと一緒の会合があり、帰りに疑問に思っていたことを質問してみた。別の委員会なのだが、そのメンバーになれと急な電話が僕にあり、「ひょっとして」と感じたことがあったので。
思い出すと、電話は今月の初めだった。年金資金の運用に携わっている知り合いと研究室で話していると、電話が鳴った。研究室では、余程のことでないかぎり、かかってきた電話に出ることにしている。
用件を聞いたところ、某機関の投資委員会に急に空きができたので、その穴を埋めて欲しいとの要望だった。関心のある委員会だったので受諾した。電話を切り、電話の内容を知り合いに簡単に話しをし、「多分、Aさんが憤って委員を辞任したのかも」「そうであれば、今後の成行に要注目」とコメントした。
投資委員会はあわただしくも翌週に開催された。いい加減な性格の僕としては、委員を辞めたのが誰なのかをろくすっぽ調べもせず(Aさんにメールすればすぐに判明したはずながら)、委員会に出席し、その場でAさん張本人の出席姿を目撃した。同時に「ほな、誰が辞めたんやろ」とも思った。
今日、以上のようなことを話して、Aさんに確認したところ、委員会での特段の意見の不一致による辞任はなかったようである。むしろ、Aさんが言うには、「いつも、いろんな側面で強く意見を言っているから、いつクビになってもおかしくない」と。また、「かなり以前に喧嘩したことがあったものの、結局は委員として長く残ってしまった」とも。
いずれにしても、今日の証券投資は大変である。僕も、瞬間の興味本位で投資委員会の委員になったものの、実力者ほど「そんな複雑な組織に入りたくもない」と思っているに違いない。いやはや、大変な時代です。
2015/04/23