川北英隆のブログ

美味い食は東南アジアにあり

食べ物の話に入る。今回のラオスの感想は「美味かった」に尽きる。もちろん、日本と違う料理も多い一方で、「昔の日本食とはこんなんやったのが多い」と思う。今の日本食の多くはニセ物か。
どこかのグルメサイトの社長が「本物の日本食を広めたい」と言っていたように思うが、僕自身として、「野菜に乏しい日本食はニセ物」と思っている。多分、現在の日本の味覚は悪い方に変化している。また、何回も言っているように、一般のグルメサイトの評価にどうも納得いかない。しょうもない、肉系の多い外食に毒されていると思う。
それはともかく、今回ラオス周辺で感心したのは焼き魚の料理である。川魚の内蔵を抜いて香草をいれ、さらに皮を厚い塩で包んでじっくりと焼いている。これが実に美味かった。最初食べたのは鯉のような魚、次は少し大きなナマズである。日本の焼き魚では鯛が高級であるものの、その鯛が養殖であれば多分ラオス付近の食に負けているだろう。
写真は焼き魚を食べたレストランの入口で魚を焼く風景である。こういうような、日本でも昔あった伝統的な料理を残すように努力しないことには、決してグルメ日本とは言えないと思ってしまう。
ラオスの焼き魚.JPG

2015/05/10


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