ラオスとは少し異なるが、タイの東北部、つまりラオスと近い地域での食材として虫がある。日本は長野県のような感覚なのだろう。そこで食べた虫達を紹介しておきたい。
虫は屋台で買った。その屋台をF氏が見つけておいてくれた。そこで何が売っていたかというと、イナゴ、コオロギ、マツムシのような小さめのコオロギ、カイコ(蛇足で書いておくと、養蚕用の蛾)のサナギである。すべて一掴み20バーツ(70円程度)である。指差して注文すると、それに香辛料を入れて炒ってくれる。長野で売っているイナゴの飴炊きよりはるかに上品である。
小さなコオロギが食べやすい。イナゴやコオロギは長い後ろ脚が少し引っかかる。しかし、僕として一番美味なのはカイコだった。韓国で食べたのは少しヌルっとしていたものの、タイのものは炒ってあるからそのヌメリがほとんどない。それでもF氏は「カイコだけはアカン」と言っていた。
せっかくなので写真をアップしておきたい。カイコとコオロギである。青いのはネギ。
2015/05/13