今日の午後、新幹線で東京へと移動していたところ、小田原を過ぎた後だったか、急に車内に警戒音が鳴った。不安げな音の後、「地震です、地震です」との声が響いた。緊急地震速報というやつか。
「このまま死んでしまうのでは」というくらい、けたたましかった。乗客のそこら中の携帯が、一斉に、同じ音を発するのだから。で、僕の携帯にはそんな仕掛けがないから、当初は何のこっちゃらわからなかった。その分だけ、少しの間、心は平穏だった。
新幹線だが、警戒が発せられた後もしばらく走っていたから、「またまた大袈裟な緊急地震速報かな」と思っていたところ、横浜駅の手前でブレーキがかかった。横浜と東京の間で念のために停電になったという。
「ええ、約束があるのに」と思っていたところ、じきに新幹線の運転が再開された。7分遅れで新横浜に到着、そのまま東京に向けて動き、最終的に6分遅れすんだ。
皆さん知っての通り(関西人には関係ないか)、今日のは埼玉県北部を震源とするM5.5の地震だった。新幹線がひっくり返るにはほど遠かったものの、乗車しているときの比較的大きな地震とは珍しい。思い出すと、20年は前になるか、地下鉄銀座線の青山一丁目か、その前後の駅で電車が停車しているときに地震があり、電車が妙に揺れたことがあった。それ以来かな。
次は富士山か箱根の噴火だろうか。それとも新幹線が浜名湖付近を走っているときに東海大地震が生じ、津波に襲われるか。ということで、今日は貴重な(ブログのネタ)体験だった。
2015/05/25