川北英隆のブログ

エキウム(echium)の花

カナリア諸島に行った目的の1つはエキウムの花を見ることだった。カナリア諸島には何種類かのエキウムが自生しているが、最大のものはエキウム・ウィルドプレッティ(Echium wildpretii)である。
写真がそれである。おおよそ5月末に咲くらしい。大きな、地上から立ち上がった1メートル以上の花の房が特徴である。近寄ると、1つの花の房は無数とも言うべき小さな花の塊であることがわかる。その花にはたくさんのハチ(クマバチの類)が集まり、蜜を集めていた。
写真では、花のない、葉だけの株がある。若い株であり、数年で花を咲かせ、その後すぐに枯れるとのことだった。ちなみに、この写真はラ・パルマ島でのものであり、これだけの群落は今回の訪問で見た中で最大規模だった。
エキウムが咲く場所として一番有名なのがテネリフェ島のテイデ山なのだが、今回訪れた時期は満開に少し遅かったようだ。
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2015/06/09


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