川北英隆のブログ

カナリア諸島を歩く

今回行ったのはカナリア諸島である。30年近く前、その存在を知った。何故知ったのか。元いた会社の証券戦略を作るとかでコンサルが入り、そのお兄ちゃんらがカナリア諸島に行こうと提案したからである。
結局、カナリア諸島ではなく、その時はマヨルカ島に行った。海外のリゾートで打ち合わせするとか、考えると(考えるまでもないか)、いい加減な提案だったが、さすが超有名コンサル会社だけあって、また当時はバブルの時代、ザ・セイホの時代だったことから、そんなリゾート地で会合を開けたわけだ。ちなみに、カナリア諸島もマヨルカ島もスペイン領である。
マヨルカ島はスペイン情緒あふれた島だった。だから、最初に提案のあったカナリア諸島ってどんな島なのか、ずっと関心を抱いていた。
カナリア諸島はモロッコの西、100キロメートル付近から西に、比較的大きな7つの島で構成されている。この島は大陸から離れているため、植物の固有種が多い。動物の種類は少ないとのことだった(昆虫類はよくわからない)。
固有の植物の中でも目立っているのが、竜血樹とエキウムである(いずれ紹介する)。竜血樹はソコトラ島で見たばかりであり、同じ樹脂、竜血の採取できるカナリア諸島の別種の竜血樹もついでに見てみたいと思っていた。
さらに、スペイン(スペイン領)の最高峰はこのカナリア諸島にある。7つの島の中で最も大きいテネリフェ島のテイデ山、3718メートルである。富士山とほぼ同じ標高というのにも惹かれた。
そんなこんなで、長年の夢と、最近の夢とが一気にかなう旅となる目論見だった。結果はというと、日本国内が僕にとっての厄払いの嵐を生んでくれたので、カナリア諸島での夢がかなった。

2015/06/07


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