川北英隆のブログ

夏の大文字山に入りヤマドリを

久しぶりに大文字山に入った。夏山に向けたトレーニングでもある。クマゼミが鳴き始めた。ニイニイゼミを聞いたのが7/1だった。今日、長刀鉾の組立が行われたから、いよいよ夏本番である。
山に入ると、まだ多少は涼しく、真夏ではない。花は少なくなり、咲いているのはリョウブの白い花程度だった。ホトトギスは一声だけ聞いた。今日は台湾の北方にある台風の影響で曇っていたからか。
そんな中、思いがけずヤマドリに出会った。久しぶりの山なのでカメラを持参していた。和歌にあるように尾羽根が長い。
「でも・・」と思った。人を見ても逃げないのである。キジには時々出会うが、写真を撮る暇などない。一方、このヤマドリ、登山道の脇でしきりと草をついばんでいた。写真を何枚か撮って横を通り過ぎたのだが、それでも逃げない。
思うに、飼われていたヤマドリが逃げたのかも。とすれば、独身かもね。柿本人麻呂の「あしびきの山鳥の尾のしだり尾のながながし夜をひとりかも寝む」を実体験しているのだろうか。
20150711ヤマドリ.JPG

2015/07/11


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