「miel de palma」、訳すと「パルマの蜂蜜」という意味だろうか。カナリア諸島にパルマ島があり、その島の蜂蜜ということだが、正体はカナリア諸島のヤシの樹液を採取し、煮詰めたものである。
カナリア諸島に旅行したとき、その1つのゴメス島でお土産として入手した。ガイドが土産にいいと勧めたからである。これを売っているのは普通の食料品店である。小さな雑貨店でも何種類か売っていたから、島民が普通に食べているのだろう。
今日、その土産のうちの残った小さな瓶を開け、ヨーグルトにかけて食べた。
茶色い液体である。蜂蜜のようにドロっとしているのかと思ったが、それよりもサラサラしている。黒砂糖の濃い液のようである。味はというと、砂糖と蜂蜜の中間的な感じがする。いろんな成分が含まれているようで、砂糖のように単純な味ではないが。
アマゾンで調べたところ、日本では取り扱っていないようだ。カナリア諸島以外ではあまり知られていないのだろう。スペイン語を理解できないので、グーグルの翻訳を頼りに少し調べてみると、蜂蜜ではないのに、miel(蜂蜜)という表示を使っていることにも問題があるようだった。
写真は今日開けたmiel de palmaである。
2015/09/06