川北英隆のブログ

ポーランドのアルコールとは

ポーランド人はアルコールに強いらしい。ビールは水程度の飲み物でしかない。現地のガイドと昼食を食べた時、彼は仕事中にもかかわらずビールを飲んでいた。もっとも小さいビールだったが。
ポーランドのビールは種類が豊富である(英語で表記していないから、純粋のポーランド産かどうかは不明)。しかしながら、「美味いか」と問われると、「チェコにはかなわない」と答えるしかない。まあ、チェイサーみたいなものだから仕方ないのだろう。
その代わりという程ではないが、ウォッカが主要な酒である。ウォッカを美味いと思ったことはないのだが(単に酔うだけの飲み物である)、さすがアルコールの王国と思ったのが、アルコール度数95度とか96度のウォッカが買えることだ。
100mlの小瓶を買った旅行者がいて、それを飲ませてもらった。飲んだのはスピリタス(Spirytus Lubelski)という(写真)。95度である。いきなりゴクンと喉に入れるわけにいかないから(少なくとも僕はできない)、口に含むと薄い油の感触がする。日の中でしばらくコロコロさせて少量ずつ飲む。多分、コロコロしているうちに蒸発するのかもしれない。不純物がないこともあり、多少飲んだところで翌日に残らない。
これまで、85度だったかのラム酒を飲んだことがあるが、それと感触は似ている。そのラム酒には赤いドクロマークが付いていて、火気厳禁と書かれていた。スピリタスには火気厳禁と書かれていなかったが、当然そうであろう。だから土産に買わなかった。帰りの飛行機、手荷物として預けるのはご法度のように思ったからである。
帰ってから「Spirytus Lubelski」で検索すると、売っていた。何種類かある。高くもないので、興味があれば購入を。
ウォッカ95度.jpg

追記:70回以上蒸留するそうだ。すごい執念。

2015/09/04


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