川北英隆のブログ

憧れのボスポラス海峡に出会う

イスタンブールに行っていた。いつものような山登りではなく、大学の用事で、イスタンブールの北の外れ、黒海を望むコッチ大学が目的地だった。しかし、本当の楽しみは憧れのボスポラス海峡だろう。
ボスポラス海峡とその南のダーダネルスク海峡は、黒海とエーゲ海、地中海を結ぶ最重要地である。イスタンブールはこのうちのボスポラス海峡を挟んで東西に伸びている。コンスタンチノープルと呼ばれた時代から、イスタンブールがヨーロッパとアジアを結ぶ要衝だったのは、その地理的な位置から明白である。
今回の第一の目的はともかく、イスタンブールとボスポラス海峡を実際の見られるのは思ってもいない好機だった。
それで、実際にイスタンブールを感じたのは着いた当日だった。想像していた以上の大都市である。1400万人が住んでいるという。トルコ全体で7500万人の人口、国土面積は日本の2倍強だから、いかに人口が集中しているのかがわかるだろう。
その一方、ボスポラス海峡は思った以上に狭かった。写真は建設中の第三大橋であるが、その下を通る船と比較すれば(橋と船までの距離はほぼ同じだと思う)、海峡の狭さがイメージできるだろう。もう1つ、この写真からおおよそ検討がつくのは、イスタンブール全体に平野が少なく、多くの建物は小高い丘に建つということである。実際に歩くと、坂道が多い。
しばらくはイスタンブールのブログを続けたい。一言で表現すると、素晴らしくも変な都市だった。
523ボスポラス.JPG

2015/09/23


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