川北英隆のブログ

古都イスタンブールを垣間見る

イスタンブールまで来て、コチ大学とボスポラス海峡だけでは寂しい。歴史の勉強ができる旧市街を訪れた。イスターブールの中心は海峡の東、すなわちアジア側だと誤解していた。実際はヨーロッパ側である。
「トルコ=アジア=海峡の東側」とのイメージが強すぎた結果に起因する誤りである。少し考えれば、イスタンブール=コンスタンチノープルは東ローマ帝国の首都だったから、当然中心部はヨーロッパ側なのだろう。
しかも、歴史の時間に登場した(そんな記憶のある)金角湾によってイスタンブールの西側は旧市街と新市街に分かれている。細長い金角湾の南側がかつての都である。写真はその都を新市街側から眺めたもので、写っているのはブルーモスクと称せられる観光名所、スルタンアファメト・モスクである。
これまで都市風景の中で一番好きなのはプラハだった。モルダウ(ヴルタヴァ)川に架かるカレル橋から見たプラハ城は素晴らしい。それと匹敵するのが今回のイスタンブールの旧市街だと思う。もちろん、ロンドンもパリも素晴らしいのだが、プラハもイスタンブールも起伏があり、建物が浮かび上がっているからもっと素晴らしいのだと思う。
仕事の合間を塗って街を案内してくれたのはコチ大学にサバティカルで滞在していた同僚の教員、H氏とC氏である。C氏はトルコ人なのだが、多民族国家としての特徴なのだろう、西洋系の美人として学内で名高い。
ブルーモスク.JPG

2015/09/26


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