川北英隆のブログ

イスタンブールのネコは何匹

この題目、ぴったしである。ぼちぼち説明していきたい。初日、空港に降り、車でホテルに向かった。いきなり気づいたのが、何箇所かで道路の横をネコが歩いていること。「こんな街、見たことない」と思った。
ホテルはメインの通りから少し入った所にあった。でも車の通りが頻繁である。それにもかかわらず、ネコを何匹も見かけた。「どうなってるんや」というのが印象である。
イスタンブールには魚売りが多い。魚が食事によく登場するのだろう。9/26の写真をみてもらいたい。モスクの左から下にかけて、直線が走っている。何かと言えば釣り竿である。みんな真剣に魚を釣っている。今夜のおかずを狙っているとしか思えない。
当然、街には魚を売る店がある。それはそうだとして、「ええっ」と思うのが、その魚屋にネコが何匹も屯している風景である。残念ながら、タクシーの中で見かけたので撮れなかった。要するにネコは魚屋の邪魔者ではなく、むしろ魚屋が魚をさばいた、その残骸(頭や内蔵や骨)を片付ける助人なのだろう。
写真は中心部の公園でのネコである。何匹いるのか。えらく白いのはゴミである。数えると9匹いた。ほとんどが悠々と寝ている。これら飼い主のいないネコ達が、人間を怖がることなく生きていけるのがイスタンブールである。
まずはここまで。博愛的な街、それがイスタンブールだと思う。そうそう、イランではネコやイヌは不浄なものとして扱われていた。もちろん見かけたが、こんな極端に多くなかった。同じイスラムであっても違うらしい。
イスタンブールのネコ何匹.JPG

2015/09/30


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