川北英隆のブログ

香りのコマーシャル・男の子版

「香りのコマーシャル・男性版」としなかったところがミソである。いつまで続くかしらないが、男たるもの香水とは無縁というのが基本的発想だろう。僕ではないが、勝負時に本物の香水を一滴なんてありうるが。
それが最近は、男も香水を、というには安物すぎる匂いをやたら吹き付けるようだ。正確には、そのように仕向けようと、化粧品メーカーがやっきにコマーシャルしている。
男が力仕事をすると汗をかき、それが臭うのは自然である。それを嫌がっているのか。力仕事をしないほうがいいと言うのか。少しでも汗をかいたらシャワーに飛び込み、もしくは適当に処理し、人工的な匂いをがんがん吹き付けろというわけか。
ほんま、考えれば考えるほど頭にくる。実のところ、普段は考えてないか、ちらっと鼻についてもすぐに忘れてしまっているのだが、今日は昨日のブログの余韻があったのだろう、東京で地下鉄に乗っていて男性用(失礼、男の子用の)香水の吊り広告が目につき、笑いながら怒ってしまった次第である。
そういえば、最近の男の子は(テレビに登場するのが最たるものだが)、一見程度では男か女か区別がつかない。区別するため、裸になって登場してほしいものだと思う。裸かどうか、香りとは関係ないか。

2015/11/16


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