新幹線で東京を日帰りで往復した。比較的眠りが足りているため、今日は(と書いているうちに、「昨日は」になったが)車窓の風景を堪能した。比良山と富士山が冬の到来を告げていた。
比良には雲がかかっていた。滋賀全体に雲の多い状態であり、比良は山頂が見えず、麓まで所々で時雨れていた。時雨れている付近には一部虹が出ていたし、気温もそんなに低くない一日だったので、雪ではなく雨だろうと思えた。やがてそれが雪になるのだろう。
そういえば、昨日(これを書いている日から見て一昨日)の天気図では、シベリアに非常に強い高気圧があった。毎年、12月になると急に寒い日がやってくる。そういう季節なんだと、比良を見ながら確認した。
富士川の鉄橋を渡ると、カメラのシャツター音がした。スマホから目を離すと、富士山にうっすら雪が積もっていた。谷筋を中心とした雪である。やはり冬は太平洋側の高山にまで降りてきていると確認できた。
ちなみに、新幹線から見て一番美しい富士山は、大阪から東京に向かうときの、富士川鉄橋を抜けてすぐの辺りからだと思う。富士山が一番鋭角的なこともあるし(剣ヶ峰が一番近いので)、鉄橋付近では遮蔽物も少ないし。
とはいえ、僕自身いつも後でがっかりしているのだが、車窓からの写真は大したことがない。写真を撮りたいのなら富士宮で降り、写真に集中することだろう。
2015/11/25