川北英隆のブログ

奈良は東大寺のお勧め散策案内

同窓会からの帰り、何人かで近鉄の駅まで歩くことにした。若草山の麓から東大寺の境内に入り、まず二月堂に登って、そこからは流れ解散となった。人が多く、また全員の関心が一致しなかったので。
僕として、東大寺で一番好きなのは二月堂である。大きく、見晴らしがいい。今見ると、子供の頃に感じたよりも小さかったが。清水の舞台の影響があるのかもしれない。
子供の頃、時々、父親に連れられて東大寺を参拝した。季節からして1月16日だったと思うが、2歳半のとき、氷が薄く張った金魚池に落ちたのに死ななかったのは「東大寺の観音様のお陰」とかいうのが、参拝に連れられた理由である。
何故16日なのか理由を聞いていなかった。連れていった本人がもういないので、その理由をネットで調べた。と、多分だが、16日は東大寺の創建者である良弁僧正の命日であり、そこからだと思う。「16日」で他に検索にひっかかるものがなかったし、今回は見なかったが(人出が多く、注意もしていなかったが)、子供の頃は二月堂に良弁僧正と東大寺の関係を描いた額が飾られていた。
それはともかく、その日は二月堂を北側の石段から降り、大仏殿の北側を通り、戒壇堂に抜ける道を歩いた。この道が実に素晴らしい。観光客はほとんどいないし、二月堂や若草山が土塀の向こうに見える。昔から、奈良らしく落ち着いた雰囲気が詰まっている。戒壇堂から写真家である入江泰吉の旧家の横を通り、県庁付近でバス通りに出た。
写真は二月堂から土塀の通りに出て、ミラーレスで撮ったものであるから、大したものになっていない(ちゃんとした一眼レフでも大したことにならないか)。
東大寺の裏.JPG

2015/11/30


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