川北英隆のブログ

京都の店:八起庵

川端通りと丸太町通りの交差点にある八起庵でご馳走になった。京都に移り住んですぐにその店の前を通り(家から大学への通勤路にあるので)、気になっていた。ようやくそこで食べたわけだ。
店と名前は知っていたが、何の店かは知らなかった。立派な店構えではあるが、知人でその店のことを言う者がいなかったし、店の中も見えない。「少し高級な居酒屋かな」程度に思い、調べもしていなかった。
それで、食べに行く当日、「店は八起庵という鳥屋さんにした」と言われ、「焼き鳥屋だったのか」と予想した次第である。
店に入ると、1階の個室に案内された。2階は座敷になっているようだ。料理は、鳥のスープ、突き出し風の鳥料理、鳥の生レバー、鳥の刺し身、ささみ(ぽん酢で食べる)、有精卵の茶碗蒸し、揚げ出し豆腐、ツクネの揚げ物、手羽の塩焼き、手羽先の割いたのとネギ、鴨南蛮(うどん)、卵かけご飯、デザートだったと思う。たくさんの種類が出てきたので忘れている料理があるかも。ただし、当初予想した通常の焼き鳥が出てこなかったのだけは確かである。
以上が鳥会席なのだろう。どれも珍しく、美味しかったが、とくに鴨南蛮が良かった。ただ、これが出てくる頃、お腹が大分いっぱいになっていた。出し汁が美味しかったが、体のことを考えて全部は飲まなかった。
鳥の水炊きもできるようだが、以前食べた水炊きの記憶と比較すれば、鳥会席の方が楽しめ、かつ美味しいだろうと思う。

2015/12/01


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