ファーストリテーリングが運営するユニクロの売上が不振だそうである。カミさんにその話をすると、「そらそやな」とのこと。今日の日経に理由が書いてあったが、それだけではないらしい。
日経に書いてあった不振の理由は、暖冬と値上げである。値上げは、原材料価格の高騰と円安による海外生産の工賃の上昇を反映したものだとか。
実のところ、わが家はユニクロのファンである。かれこれ15年程前、立川にユニクロができた。かつてのわが家から歩いていける距離なので立ち寄ったところ、フリースが安い。フリースはその5年以上前から登山用品として愛用していたから、ユニクロの安いフリースを見て、試しに買った。それ以来、フリースを愛用している。今では冬の普段着は(それだけではなく、ちょっとしたよそ行きもかな)、ほぼ上から下までユニクロで統一されているか。
しかし、この12月初旬のバーゲンに立ち寄ったところ、値段が大幅に高くなったのには驚いた。そこで、バーゲンの目玉商品の1つだった新しいヒートテックを買っただけに終わった。ユニクロの特徴だった「安くて品質もそこそこ」が、「値段も品質もそこそこ」になったのでは、爆発的に売れることはないだろう。店の入りやすさだけがとりえになったのでは魅力は相当削がれる。
しかも、カミさんが言うには、「今年のデザインや色使いも変、着られへん」らしい。日本の株価を引き上げてきたファーストリテーリングがそんなことでは、市場の先行きに対する懸念が1つ増えるかな。原材料価格や円安が反転しつつある。春物から値下げしてはどうだろうか。
2016/01/08