写真は横断用の陸橋から見たヤンゴンの中華街近くの大通りである。何か不思議に思わないだろうか。答えはオートバイの姿がまったくないことである。ヤンゴン市内はオートバイ禁止になっている。
このため自動車か、近場なら自転車で移動することになる。写真でも自転車のタクシーが1台見られる。
その市内で許された自動車は嵩高く、これに経済成長が重なったものだから、ヤンゴン市内の交通渋滞は大変である。加えて、渋滞対策としての道路工事が行われている。将来はともかく、現時点では、その工事がさらなる渋滞を引き起こしている。
人にとって、横断のための信号が少ない。だから写真にもあるように、適当に自動車の合間を見計らい、横断するしかない。もっとも、ミャンマーの運転は比較的大人しい。中国に比べると横断は簡単なようである。
もう1つ特徴的なのは、自動車は日本の中古車(といっても比較的新しい車)である。トヨタが大人気だった。車は右側通行なのに、日本の中古車だからハンドルも右側にある(写真の道は一方通行なので、適切な写真ではない)。
だから運転に支障をきたすはずなのだが。一度決めたこと交通法規は変えられない典型である。ということで、タクシーに乗るとなかなか恐ろしいものがある。
2016/01/16