「次はどこに行くの」、「オマーンやけど」、「それってどこ」というのが普通の会話である。少し事情通なら「オマーン、ああ中東の・・」となる。そもそも、「オ」にアクセントを置く人もいた。それだけ知られていない国である。
国名は、オマーンもしくはウマーンであり、第二音節にアクセントがある。アラブ首長国(UAE)と同じく王様がいる。多分、これは推測だが、近い将来にオマーンはアラブ首長国に合併するのではないかと思う。というのも、経済的に原油に依存しており、原油資源が尽きた時への準備が遅れているように感じたから。
とはいえ今のオマーンの国民1人当たりのGDPは2.2万ドルに達している。日本が3.8万ドルだから、決して低くない。とはいえ、子供が多い(人口が急速に増加している)から、この分をどう評価するのかが問題との評価もあった。
写真は首都マスカットの港である。綺麗な乗用車が並んでいる。日本車、とくにトヨタが多かった。
税金のない国であり、ガソリン価格が原価だから、国民生活は豊かである。道路も整備されている。だから国民は自分の好きな職業に就いている。稼ぐために働いてはいない。嫌な仕事はインドを含めた周辺国からの出稼ぎに任せている。このため、ある人に言わせると、オマーン人は軟弱だそうである。どこかの国に似ている。
ついでに書いておくと、写真の奥に見えるのがかつての砦である。港を守っていた。しかも港に山が迫っているのも確認できる。オマーンとは中東の国、だかに砂漠の国、そうイメージしていると大間違いである。
2016/01/28