川北英隆のブログ

おまけのおまけオマーンの化石

昨日でオマーンシリーズを終えようとしたのだが、もう1つ、紹介を忘れていることに気づいた。それはオマーンの地層である。層状の地層はジュベルシャムスで紹介した。加えて、化石である。
ジュベルシャムスを形成する東側の地層は粉砕され、グシャグシャである。アフリカ大陸とアラビア半島は裂けつつある。その裂け目の西側が移動し、東側の地層に乗り上げ、その圧力で東側が崩れたのかもしれない。東側は扁平な脆い岩や針状の岩が目立つ。泥岩のように見えた。それに対して西側は厚い石灰岩のようである。
その証拠が最初の写真である。ジュベルシャムスへの登りに見たグランドキャニオンの谷底はワジとなり、雨があれば大水が出そうである。その底を走っていた時に撮った。雨水で溶けた石灰が鍾乳石状に垂れ下がっている。
もう1つの写真は化石である。何が入っているのかは素人なので判別できないものの、化石であることはほぼ間違いない。ジュベル・アクダールという村(ローズウォーターで有名な村)をハイキングしていると、これと同じような化石が点在していた。土産に持って帰ろうと思わなくもなかったが、写真のものは大きすぎて。手頃なものは見つからなかった。
オマーンの鍾乳石.JPG

オマーン化石.JPG

2016/03/01


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