川北英隆のブログ

桜が満開の構内を家移りする

今日は研究室の荷物を移動させる日だった。業者を雇い、学生(社会人)一人に声をかけ、図書と少しの備品を移動させた。
何日かを費やして書類の整理をしてきた。その効果があって、比較的短時間で今日の作業が終わったと思う。
とはいえ、雑誌の整理にまで手が回っていなかった。しかも机の上や脇机の整理もまだだった。結局、脇机の整理は、業者の作業と同時並行的にほぼ終えることができた。一方で雑誌の整理は、来週、新しい研究室の本棚に入れながらの課題として残ってしまった。
今回の移動の一番の成果は、昭和財政史の全巻揃いである。苦労して集めたものを(僕が苦労したわけでないが)、大学の図書に寄贈しようとしたのだが、すでにあるとかで断られた。そこで、以前から欲しいと漏らしていた研究者の卵に進呈した。遠方に住んでいるので、宅急便代で送ったところ、代金は6000円近くした(卵は社会人学生の友人なので、送付の手続きを僕が直接したわけでない)。
この図書、70冊全巻揃いであるところに値打ちがある。古本屋に買ってもらったとして、20万円は下らないだろう。大学の図書としても、それを一端引き取り、そのすぐ後に売却すれば新しい図書を何冊も買えたはずである。惜しいなと思う。
そんなこともありながら、移動は終わった。大学構内の桜は満開だった。
明日から、新しい研究室で運んだ図書類の整理の作業が待っている。引っ越しは、それがいつであっても大変である。もっとも、非常に有効な身辺整理にはなる。

2016/04/02


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