川北英隆のブログ

中央大学国際会計研究科の閉鎖

先週の土曜日、日経の15面、すなわち株式欄に「会計大学院を閉鎖へ」という記事が大きく載っていた。多くは「記憶にあらへん」の返答だろうが。ともかく、中央大学国際会計研究科(略称CGSA)が2018年に閉じる。
この記事、今年春の入学者数が5人というのは内部情報なので、誰がリークしたのか研究科内で話題になっているらしい。しかも、今年秋も募集の予定なので、記事にあるように2018年3月ではなく、9月閉鎖というのが正式見解なので、記事に誤りもある。
それはさておき、CGSAは社会人大学院であり、僕が最初に勤務した大学である。本当はCGSAが設置された2003年4月からの勤務のはずだったが、まだ前の会社に在籍していたので、7月から教え始めた。翌年3月までは会社と大学の2足のワラジのつもりだったので、7月からのほうが好都合だったから。もちろん、会社の(正確には社長と副社長の)了解を得ていた。
そんなCGSAが無くなるのには時代の流れを感じる。第1期の修了生には優秀な学生が多かった。何人かと、ときどき飲み会を開いている。少し前に飲んだ時には「残念」とか「寂しい」とかの感想があった。
それで疑問なのは、「この記事が何で株式欄に載るのか」である。公認会計士と関係あるからか。とはいえ、記事にもあるように、CGSA修了生で公認会計士になりたいとか、ましてやなったという話は寡聞にして聞かない。公認会計士が飲み会に出席しているが、元々資格を持っていたし。要するに当日、記事が少なかったのだろう。

2016/04/05


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