川北英隆のブログ

参考:昆明から大阪へのフライト

何故ゴールデンウィークに旅行したかである。そこしか長い休みを取れなかったからにすぎないのだが、他の期間に旅行するよりも、例えばバンコク往復の航空運賃は倍以上する。しかも今回はバンコクに入り、昆明から大阪に戻らないといけない。
往復便なら既存の日本の旅行会社サイトから簡単に予約できる。しかし、往復でなく、航空会社も異なるとなると、外資系か新興旅行会社のサイトから入手しなければならない。それらのサイトについて、最初は今一つ信頼を置けなかったのだが、何回か使っているうちに、とくに間違いがあったわけでもなし、「問題ないやろ」と思っている。
目的地がバンコクやタイならタイ・エアアジアが安い。ただし、到着する空港はドンムアン空港である。日本やタイの既存の航空会社便が発着するスワンナプーム空港とは異なる。
スワンナプーム空港は市内まで鉄道があり、安くて便利である。一方、ドンムアン空港は、市内からの鉄道も計画されているようだが、実現するとしてもまだまだだろう。今のところバスかタクシーを利用するしかなく、交通渋滞を考えると移動時間を読むことが難しく、これがネックである。
今回の帰り、昆明からは直行便がない。中国東方航空が大阪(関空)まで飛んでいるものの、上海に一旦着陸する。上海までは国内便扱いである。大阪まで行きたい者にとって、これが少し厄介なことになる。
そこで、雲南への旅行者のため、いくつかの注意事項を参考として書いておきたい。
まず、昆明市内と空港は離れている。25キロ程度と書かれている。移動にはタクシーを使うか、バス利用になる。現在、市内と空港を結ぶ地下鉄の建設が進められているから、いずれ便利になるだろうが。
今回、昆明から大阪の便は7時55分発と早かったので、前日にホテルでタクシーを予約した。普通100元程度らしいのだが、予約の際にホテルのフロントが言うには、「タクシーは帰りに客を拾えないので、160元」とのことだった。
昆明空港は国際線と国内線に分かれていない。入口で簡単な検査があり、すぐにチェックインカウンターのフロアとなる。僕が使った大阪便は国際線扱いのチェックインとなるのだが、上海で降りる場合は国内線でのチェックインとなる。預けた荷物は、大阪までそのまま行く。
事前に調べていたので、以上の手続きは知っていた。しかし、実際のところ「で、国際線のチェックインカウンターはどこや」となってしまった。電光掲示板に従ってカウンターを探したものの、掲示されていたのはすべて国内線のものだった。仕方なしに近くにあったインフォメーションで教えてもらった。その日見た限りでは、国際線は航空会社にかかわらず、すべてJカウンターに集中していた。それだけ国際線の便数が少ないとのことだろう。
上海では一旦飛行機を降り、出国審査を受けないといけない(中国の規定による)。当日はバスで到着ロビーまで運ばれた。トランジットの表示に従って階段を上がると、係員が「大阪便」のカードを持って待機している。そこでゲート番号などの記載のある追加の搭乗券を受け取る。乗客がすべて揃うと、係員が専用通路を使い、手荷物検査場に案内してくれる。手荷物検査が終わると他の便のトランジット客と一緒になり、出国審査となる。
以上の後は普通の搭乗と同じである。手書きされたゲートから搭乗し、上海までと同じ席に戻り、顔見知りになったキャビンアテンダントに「お帰りなさい」と(英語でだが)言われ、ほっとした。というのも、何と、安売りサイトで入手したチケットがビジネスクラスだったもので。チケットの値段も飛行時間もバンコクへのエコノミーチケットと大差なかったのだが。

2016/05/08


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