今年もビエンチャンはメコンの川辺で焼き魚を食べた。どこまで書いたのかと調べると、昨年5/10のブログでほほすべてを書いていた。今年も同じ店で食べたところ、「美味い」に尽きた。
何でこの店がミシュランの3星ではないのか、ただただ不思議である。ミシュランはもうちょっと凝った料理を想定しているのだろう。そんな、ミシュラン側の返答がわかりきった愚痴をこぼすのはともかくとして、焼き魚の写真を撮ってみた。しかし、日本に帰ってから気づいたのだが、昨年アップした写真と大差ない。むしろ昨年のほうがうまく撮れている。以上は、初回の感動に勝るものはないという当然の結果なのだが。
同じビエンチャンでインド料理を食べに行った。毎回同じような食事では現地調査の意味がないと思ったこともある。
そのインド料理の味は普通だったと思う。とくに感動しなかった。そもそもインド料理が、「えらい美味い」と絶賛するまでになるのだろうか。残念ながら、日本人の趣味とは大きく異なっているから、よく考えるとインド料理の理解は不能である。念のために言っておくと、僕はインド料理も好きである。その真髄がわからないだけと言えばいいだろうか。
このインド料理の店で面白いことがあった。マサラを頼み、それに軽い2品をつけ加えたところ、「お前ら、カレーを注文してへんで」と店員から英語で注意された。「ええっ」と慄きながらも、注文した食べ物だけで腹がいっぱいになりそうだったのと、「マサラってカレーやと思うけど」と内心反論しつつ、店員には「そんでええ」とだけ答えた。
調べたところ、マサラとはインド地方の典型的な煮込み料理のようだ。これに対してカレーとは、インドの煮込み料理がイギリスに渡り、アレンジされ、それが各国に広まった料理のようである。この説は実のところ、S&B食品のサイトの説明に基づき、類推したものである。これ以外のサイトでの説明はトートロジー的で、何を言っているのか、「それでどうした」と理解不能だった。
2016/05/09