以前からマイクロソフトは大嫌いだった。仕方なしにWindowsのパソコンとExcelやWordなどのソフトを使っているが、できれば止めたいと思う。その嫌い度は一時落ち着いていたものの、OSがWindows10になって再上昇した。
というのも、勝手にWindows10にアップグレードされたからである。いつも、アップグレードするかと表示されてうるさいので、すぐに表示を消していた。最近、その表示が悪質になっている。「悪質」という表現は僕が浸かったわけでなく、知り合いが使っていた。それが、悪質を離れ、独裁的になったのかもしれない。
最初の一台は急にアップグレードのモードに入り、強制的にWindows10のインストールと、再起動がかかった。ひょっとして、夜、酔っぱらっていたためにアップグレードするかの質問に対して「はい」のボタンを間違って押したのかも知れないと思い、諦めた(諦めざるをえない)。
しかし、もう1台も同じ状態になってしまった。「ええっ」である。それも急ぎの原稿を書き、「間に合って良かった」と思いつつ、メールに添付しようと文面を書いている途中でWindows10のインストールが始まった。酔っぱらっての間違い、1回はあるかもしれないが、2回あるほどに酔っぱらうことはない。「アップグレードする」の質問に「ああっ、ああっ」と生返事していると、それをマイクロソフトが「はい」として処理したのかもしれない。
で、調べると、やはり強制的にアップグレードされるようになったらしい。回避する方法もあるらしく、https://netatopi.jp/article/1002211.html に書いてある。
Windows10であるが、評判は前から調べていて、「そんな変なことはない」と聞いていた。実際のところ、Windows7と8の折衷みたいなものだから、大きな違和感はない。インストール済みのアプリも動くことを確認した。もっとも、古いプリンターのソフトはWindows10用のものをインストールする必要があった。また、Excel(2013)との相性にも少し不具合がある。
それでも大過なくアップグレードされたかなと安心していたら、えらいことに気づいた。アンチウィルス・ソフトが起動しなくなっていた。ソフトがWindows10に対応していないためである。これは一大事である。早速、対処しなければならない。「一番肝心なとこを手抜きして(面倒だからと無視して)、勝手にアップグレードすんなや」と怒った。
しかし不思議なことに、アンチウィルス・ソフトがありませんとの表示が出ない。そこで調べると、Windows10ではセキュリティ機能が強化されていて、普通ならアンチウィルス・ソフトは不要なそうな。グーグルのクロームパソコンの真似なのだろう。多少は許せるかな。
いずれにせよマイクロソフトは大嫌いである。グーグルやアップルに負けるのにも理由がある。
2016/05/21