24時間バスに揺られて昆明に着いたおかげで、予定外に時間ができた。景洪で予定していた宿泊がなくなったためである。それで、昆明での時間の使い方に困った。ガイドブックを調べたところ、昆明の郊外に世界自然遺産、石林があるという。
まずは東部バスターミナルまで行く。市内バスでの行き方がよくわからないので、ホテルからタクシーを使ったところ、60元と高めだった。ターミナルに着くと、そこから石林までバスは頻発している(10分毎と書いてある)。34元。専用の乗り場があり、満員になり次第発車する。石林市の中心部を経由し、1時間で石林(中国語では石林景区)の外辺部に着く。
そこからどうすればいいのか、文字での案内がないので少し難しいが、とにかく中国人の流れに付いていった。数分歩くと入場券(175元)と入口までの電動バス(遊園地的な乗り物、25元)の切符売場(旅客中心、つまりビジターセンター)がある。
入口からは適当に歩くか、大石林の周辺を回る電動バスで一周するか、まずはどちらかを選ぶことになる。自然遺産の概要は入場券もしくはバスの切符に印刷してある。
とりあえずはメインの大石林の中を歩いた。これが迷路で、しかも人が多い。展望台があるので、それに登って一望してみたところ、以外にこぢんまりとした自然遺産であることが判明した。
大石林を出て、電動バス道を歩いて一周することにした。歩き始めてすぐ、歩哨山(1775メートル)の表示に気づいた。そもそも昆明の海抜が1800メートル程度あり、石林まで少し下ったとしても、歩哨山は丘である(写真)。そこに登ると石林全体がよく見える。石林の入口からすぐであり、人も少ない。お薦めのスポットである。
後は予定通り電動バス道を一周した。途中、岩絵がある。大石林の様子もわかる。元に戻るまで1時間程度である。
帰りは昆明の東部バスターミナルまで戻り、市内バスで昆明駅まで出た。市内のどこで降りるのか不安になる必要がないから便利だった。料金は5元。昆明駅の北部にはいろんな店があって面白い。昆明駅の地下鉄の乗り場がわからなかったので、北に向かって1駅歩いた。そこからホテルの最寄駅まで2駅、2元だった。
2016/05/22