川北英隆のブログ

昆明で食べた竹筒の赤飯に満足

朝、翠湖公園を散歩していたら物売りがいる。中国もそうだし、東南アジアもそうなのだが、オバちゃんたちはよく働く。男が怠け者だけかもしれないが。そんな物売りの中から朝飯を探し出した。
実は昆明のホテルは5つ星だったのだが(残念ながらって、何が残念なのかはともかく、ホテル料金は安かったのだが)、高級レストランでの朝飯が付いていなかった。その朝飯を公園で見つけ出したわけだ。
それが写真の、竹筒に入った赤飯だった。買うと、竹筒をオバちゃんが木槌で割ってくれる。その割れ目を使って手で割くわけだが、熱いものがある。割くと、表面の大部分がコメを炊くときに出るオブラートで包まれている(写真の紫の部分)。
米はモチ米、小豆も入っていた。この地域では赤い米もあるとか読んだ覚えがあるのだが、使ってある米は赤いモチ米ではなかったと思う。竹の節の部分と、反対側から押し込んだトウモロコシのヘタ(右端)が蓋になっている。多分、トウモロコシは誰かが食べたものを使っているのだろうが、竹筒全体がゆがいてあるから問題ないと思う。
味はというと、甘くて、香ばしくて、それだけで食べられる。1本をたいらげ、腹は満足になった。10元だった。こういうものを食べてはじめて、昆明を訪れたと思える。気分的にも満足である。
竹筒の赤飯.JPG

2016/05/24


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