今日で6月が終わる。子供の頃の記憶に残っているギャグは「月日の経つのは早いもの、おやつの時間は遅いもの」である。今なら、「ビールの時間は遅いもの」かも。そんな今年の半分、気象は異常だった。
というのも、この半年(この文章を書いている時点で、残り1時間ちょいあるが)、台風が1つも発生していない。昨年、毎月発生したのと比べ、様変わりである。最近の株式市場と同じで、きわめて変動率が高いといえる。
1月から6月まで、半年間台風が発生しなかった年は、1951年からの気象庁の統計によると今年で3回目である。過去は、1998年(この年は前年12月に1つ発生している)、1973年(前年12月は2つ発生している)である。今回は、昨年12月に1つ発生していた。
7月に台風が発生しなかった年はない。実のところ、今年の6月も熱帯低気圧(台風のヒヨコ)は発生したのだが、台風に(つまり大人に)なれなかった。このことからすれば、多分7月に1つは発生するだろうから、過去の最長不倒記録を更新することは、まずありえない。そうはいっても、今年も珍しい記録である。
ということで、引き続き気象には十分注意が必要だと思える。
2016/06/30