川北英隆のブログ

季刊「ぎをん」に雑文を書く

「ぎをん」という季刊誌がある。祇園甲部組合が発行し、編集・制作は青龍社とある。その227号(季刊だから56年目に入った計算)に雑文を書いた。夏期号である。
昨年の秋だったか(念のために調べると10月)、横浜(何で横浜なのか)で講演した時、その後の飲み会の席で依頼された。飲んだ勢いで、依頼まで飲み込んだわけだ。帰ってから、多少後悔した。祇園界隈で飲まないこともないが、本格的なお茶屋なる所に行ったこともなければ、趣味でもない。人ではなく、山で鳥や虫や雲を相手に静かに飲むのが本来の趣味だから。
仕方なしに料理のことを書くことにした。となると、祇園だけで文章の範囲が収まることもない。しかも好きな料理といえば、日本料理が一番なのだが、実は世界各国の料理もいろいろと好きなものだから、それら各国の料理を対比してはじめて公平な文章となる。
幸いなことに、最近の祇園には洋風料理の店も出店している。和食の店でワインを飲めたりする。この流れは何なのだろうと考えてみた。
これらを併せて書けば、祇園のプロではなくても、小学生の感想文のレベルよりは少し上の原稿を書けるのではないだろうか。
文章は掲載しないが、題名は「祇園には日本料理が似合う」とした。「京都には日本料理が似合う」としなかったのが「ぎをん」効果である。

2016/07/10


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