川北英隆のブログ

ルワンダとコンゴの国境、キブ湖

ルワンダは小さな国である。国土面積は日本の7%ほど。しかし、人口は1200万人を超えているから、人口密度では日本以上である。それも、農村部に点在している。そのルワンダの西側の国境はキブ湖であり、その湖をコンゴと分けあっている。
キブ湖を世界地図帳で探すし当てると、「ちっちゃいな」となる。しかし、それは地図帳の縮尺の問題であり、しかも南や北や西にある湖が大きすぎるからに過ぎない。実際のキブ湖の面積は2700平方キロ、琵琶湖の約4倍、貯水量は約18倍である。
湖ではルワンダ側で天然ガスの採掘が行われ、多くは発電に用いられているらしい。コンゴ側のホテルでは採掘施設が見えた。
もっともキブ湖は、湖の北部にあるニイラゴンゴ山の噴火の状況によっては、二酸化炭素やメタンガスなどが湖で大量に発生し、周囲の住民に危険を及ぼすとされる。魚も、深い部分には生息していないため、小さなのが多いらしい。
この湖、観光地としての素質十分である。そもそもが涼しいし、風光明媚。料理も飲み物も、これがベルギーの唯一無二の貢献と思えるのだが、美味い。観光地として有名になる前に訪問できてラッキーだった。治安状態があり、今後とも主要な観光地にならないかもしれないが。
写真は、コンゴ側、ゴマのホテルからのキブ湖と、その湖の小魚を使った前菜(フライがそれ)である。

ホテルからのキブ湖.JPG

小魚のアントレ.JPG

2016/08/22


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