ニイラゴンゴの登山口へはゴマから車で1時間弱である。登山口にはレインジャーの小屋があり、駐車場になっている。そこで登録をし、登山料を支払い、説明を受け、レインジャーと一緒に登る。他の登山者とも一緒である。
システムの詳細は不明ながら、火口壁のすぐ外側に小屋(2人用、マットレスあり)があり、そこに宿泊できる人数しか登らせないようだ。数えていないが、一緒に登った登山者は15人程度だった。それにガイドとかポーターが付く。われわれ3人以外の登山者は欧米人である。
早朝に登れば日帰り可能だが、それでは火口の荘厳な光景を十分に見ることはできないだろう。
われわれは、ガイドとコックと、同行者の1人が雇ったポーターを伴って登った。ポーターは事前に日本で支払った以外の別料金となっていた。1人、24ドル必要だとか。ちなみに入山料は300ドルだった。小屋の料金含みだと思う(確認していない)。
登山道はよく整備されている。最初は樹林帯、その後はお花畑となり、再度樹林帯に入る。樹木化したキク類と、エチオピアで見たジャイアントロベリア(同種かどうかは不明)が登場すると、避難小屋に到達する。高度は3000メートルを超えている。今夜泊まる小屋が真上に見える。ここから溶岩の多い、しかしキク類やロベリアが点在する斜面を急登する。合計、5時間程度の登りだった。これが標準とか。
小屋は2人用で良かった。その分、小屋の数が多い割には20人程度だったか、それだけしか泊まれない。
小屋から数分歩けば火口壁の上で、真下にニイラゴンゴの真っ赤な火口が見える。立地条件も抜群だった。料理は付き添ってきたコックが作ったもので、鳥だったと記憶している。山の料理として十分である。
写真は避難小屋付近のキク類やロベリアである。
2016/08/24