CGSA(中央大学国際会計研究科)の卒業生を中心とする恒例の飲み会があった。いつもながら、東京駅周辺の飲み屋で近況をがやがやと話し、ついでに少し核心に触れる会合である。
そんな会合で車の話になった。糸口はカーシェアリングだった。利用者がいて、便利らしい。車は手放したというので、「面白い」と思い、「何人が今、車を持ってるの」と聞いた。出席者は男7、女2の9名だった。そのうち、車の所有者は2名にすぎなかった。
全員が(僕を除いてかな)働き盛りであり、それなりの給与をもらっている。東京か周辺の都市圏に住んでいることが車の保有率の低さに影響しているのだろうが、これでは国内の車の販売が振るわないはずだ。車に大した興味がないのだろう。ついでに言及があったのは、都市部を離れると車が必需品になるものの、住民は高齢になっているから、車(運転免許)を手放す段階になっている事実である。
もう1つの話題は、当然のごとく、ボケモンGOである。全員には聞かなかったが、僕と50代の参加者を除いてダウンロードしている雰囲気だった。気軽なこともあるのだろうが、自動車の所有率をはるかに上回っている。ついでに1人がソフトを動かしたところ、飲んでいた店にも(失礼ながら、普通の居酒屋である)ポケモンがいた。「ええっ」ということである。そんなにうじゃうじゃ出没するのやと感心した。
今後の日本の経済はどうなるのか。大変な変化の時代だと思った。
2016/08/25