出雲に出かけるからには(遠いし)、どこかに寄りたいと思った。かといって中国地方の1000メートル前後の山は夏に登るには暑すぎる。いろいろ考えて末、2つの候補が出てきた。
1つは加古川の北にある志方城山271メートル、もう1つは赤穂の西にある烏泊山318メートルだった。時間を調べると、行きしな、2つ同時に登れそうだった。低山なので暑そうなものの、高度差がないので大汗をかく前に登れそうに思った。
志方城山には赤松城があったとか。頂上は平地になり、歴史上の遺跡がある。東海道線、大阪から見て加古川の1つ先、宝殿という駅で降りた。北口にタクシーがあることを調べていたので、それに乗った。もっとも、城山登山口には加古川からバスが1時間に1本程度運行しているので、時間があればそちらがお勧めである。今回、タクシーは片道2700円前後だった。
志方城山は長細い山である。登山口から舗装道路を北に登る。道路は右に曲がり、少しずつ上がっていく。10分弱歩くと毘沙門岩の表示が表れる。これが旧道である。そこから旧道をたどる。夜のうちに降った小雨で靴が濡れる。
夏なのであまり歩かれていないのだろう、ジョロウグモの巣を何回も払わないといけない。15分程度で平坦な頂上部に達する。赤松城跡の石碑がある。ついでに一等三角点もある。頂上付近からは、加古川から淡路島の展望が良い。
帰りは登山口までタクシーを呼び、宝殿駅に戻った。
写真は頂上である。雑木に囲まれている。
2016/08/29