今月、日経の私の履歴書が吉野家だったことと、そこに新橋店の写真が登場したので、久しぶりに吉野家に入った。注文は当然(他にメニューはいろいろあるが)、牛丼だった。
大盛を頼んだ(並では通常の場合、腹が減る)。驚いたのは、伝票が来て気づいたのだが、550円もしたことだ。大学の研究室から、500円玉1枚を持って昼飯に行くことも時々あるから(嘘かな、そんな安い店はないような)、もう少しで恥ずかしいことになるとこだった。
実は牛丼、去年の初めだったか、値上がりしてから行ったことがない。値段が上がったので馬鹿々々しくなったことと、急いで10分で食事という状況がなくなったことによると思っている。
最初に牛丼を食べたのは冒頭の新橋の店だった。いつ頃かは忘れたが、1980年代の前半だったように思う。最初の感想は、「こんなに早くて美味いのに、何でこの値段なんや」「どこか気づかないカラクリがあるのでは」というものだった。その後、しばらくして新橋店が閉店となった。それでも会社(有楽町)の近くに新しい店を見つけ、時々食べに行ったものだ。初回の美味いという感動?はなくなっていたものの、「早くてちゃんとしてる」との感想が続いた。
ハンバーガーの悪口を少し前に書いた。牛丼に関しては、「やはり毎日は食べたくない」と思う一方で、「たまにであれば十分美味い」というのが感想である。ハンバーガーとは異なっている。
この1.5年程度食べなかったのは、少し好みが変わったこともあるだろう。肉、とくに牛肉を食べたいと思わなくなった。だから、すき焼を食べることがほとんどなくなった。焼肉は好きなので、できることなら是非ご馳走になりたいと思うが。
そうそう、牛丼にもいくつかあるが、それ自身で一番美味いと思うのは吉野家、味噌汁が魅力なのは松屋、好きでないのは好きやと違う、すき家である。個人の好みなので、是非ともこの牛丼を好きになれとは強制しないが。
2016/09/15