川北英隆のブログ

老人介護についての雑感-1

10/27の続きである。友人のO氏と老人介護についての雑感をやり取りしている。O氏の両親はともに95歳近いと記憶している。母親は転倒して骨折、介護施設に入っている。父親は大腸がんで進行が遅かったのだが、先日、腸が詰まって入院した。
この入院が大変だったと、10/27に書いた。そのついでに、自分たちの老後と介護について雑感を述べあっている。
まず、入院と介護の費用が馬鹿にならないらしい。正確には覚えてないが、比較的高給取りのO氏が言うには、「介護施設に親を2人入れると、自分たち家族の生活が大変」「自分が介護老人になった場合に、ちゃんと介護してくれる施設に入ることを想定すると、下手な年金では足りない」とか。ちなみにO氏の両親は、推察するに基礎年金だけだろう。
もう1つは、ちゃんとした施設が少ないらしい。「オムツを取り替えてくれるのが1日1回の施設ではねえ」とか。「自分が介護老人になる頃、ロボットが登場してくれれば、状況は一変するけど」とも。「でも、その時にロボットの知能が高度化していたら、オムツを見た瞬間に、きっちゃねーとか叫ばれるかもね」と茶化しておいた。
10/28と10/29に公的年金に関する問題を書いた。この続きになるが、日本の福祉行政はパッチワークそのものである。年金、医療、介護、さらに言えば死生観を一体のものとして制度化しないといけない。なのに、その場しのぎの対応しかやってこなかったのではと思う。
ここまで書いて、まだまだ書き足りないことに気づいた。続きは次回に。

2016/11/05


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