川北英隆のブログ

京都市内に住む長所と短所

Diamond Online(10/31)に、「都道府県魅力度ランキング2位「京都」に住んでわかる理想と現実」という記事があった。ランキングの1位は北海道、第3位は東京都だとか。ランキングもそうだし、記事自身も中途半端である。
そもそも、都道府県単位でランキングするのはアホとしか言いようがない。東京都には小笠原も入る。京都には丹波や舞鶴も入る(ごめんなさい)。せめて市町村単位でランキングしてほしいものだ。
だから、ダイヤモンドの記事も市町村単位の話が多かった。加えて、京都市内では区の単位、通り名の単位でも書いてあった。
そんなダイヤモンドの記事を批判しても仕方ないので、京都に住むことの長所と短所を、12年住んだ(下宿時代を含めると16年住んだ)者の感覚で書いておきたい。視点は、市内の真ん中(烏丸、四条、河原町、御池に囲まれた範囲、田の字地区と言われている範囲)に住む前提である。
長所は、昼間の行動を考えると、日常的な事務がほとんど徒歩圏内で完結することである。銀行、証券、役所などが代表的だろうか。もちろん、観光地としての寺社も近く、徒歩圏内、少なくとも自転車で行ける。ただし、区役所が少し離れている。税務署も移転して遠くなった。
夜の行動を考えると、飲食店が近い。適当に惣菜を持ち帰って家で食べるにも、百貨店が近い。歩くことが不自由でなければ、一人暮らしでも耐えられるか、人によっては満足できるだろう。ついでに言うと、飲食関係で不足しているのは中華である。何回か書いたと思うが、ちゃんとした店がない。あとはエスニック系も少ない。エスニック系ではないが、イタリアンは、何故かしらたくさんある。
生活の上で最大の問題は、大きなスーパーがないことである。とくに、がばっと安く野菜を買える店がない。野菜イーターの僕としては耐えられない(主観的な評価だが)。とはいえ、大型スーパーが進出していたのなら、錦の店はとうの昔に絶滅していただろう。
そうそう、京都人は意地悪だというが、マンション暮らしだと、そんなの関係ない。無視して暮せば十分である。
ということで、短所は少なく、長所の多い暮らしが堪能できると思う。ぜひ、京都に移住を。書き忘れたが、自然災害の少ない町である。ただし、近くに活断層がありも、過去に大きな地震がないわけではない。

2016/11/01


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