10/18に書いたように、二条大橋で工事が始まった。当初は何の工事かわからなかったものの、準備が進むにつれ、橋の補強工事だと判明した。現在、京都では複数の橋で工事が進んでいる。昔の橋なので、痛みが激しいのだろう。
おかげで二条大橋は大工事になってしまった。橋脚の周囲の流れが堰き止められ、小型のブルドーザーが入っている。橋の下にあった中洲と、その上の草地はすっかりなくなった。そこは猫達の憩いの場だったのに。
それで肝心の2匹の猫だが、まったく姿を見ない。橋の下のネグラの囲いはとうの昔に撤去され、さらにそこには足場も組まれている。猫の住める場所ではなくなったようだ。これからの寒い季節、まだ河原の何処かにいるとしても、どう暮らしていくのだろうかと心配になる。そもそも、元の飼い主が使っていた餌用の容器もなくなっていることだし。
猫から少し逸れるが、荒神橋の右岸側の下にあった優雅人の「豪邸」もいつの間にか撤去されていた。僕が京都に来て12年、たくさんあった優雅人の家が、これで完全になくなったことになる。
いいことではあるが、その裏で、猫が犠牲者となっている。9/20、2匹の写真を撮ってアップしたのは、この知らせだったのかもしれない。
2016/11/04