川北英隆のブログ

鴨川二条大橋に朗報か

京都はすっかり秋である。雨上がりの朝、鴨川を歩いて大学に通った。並木の木々の葉はすっかり赤くなっている。河原のススキの葉も一気に黄色くなった。雨が降ったため、河原の歩道は歩きにくいのだが。
講義日で仕方ないとはいえ、大文字山を越えていく時間的余裕がないから鴨川の河原である。この季節、山を歩いて通勤できれば、そして帰りも山を越えられれば最高だと思っている。この思い、実は数年後越しでの企画であり、「山の分校教員計画」と名付けているのだが、時間的余裕の多い教員生活とはいえ、さすがに実現していない。
仕方ないし、ついでだし、河原の左岸を歩いて、その時の日課として二条大橋の下を観察した。このブログで紹介したように、二条大橋は補強工事が始まり、そこにあった猫達の住居が撤去されてしまった。それで、最近は比較的頻繁に観察している。
と、どうだろう。橋の奥、積んである物の上に三毛猫が座っていた。これまで住んでいた三毛猫である。「元気やったんか」と声をかけておいた。
もう1匹のキジトラはいなかったが、多分一緒だろう。餌をどうしているのかも不明である。先日、飼い主が空き缶を積んで自転車をこいでいたから、餌も多分大丈夫だろうとは思う。
問題は、これからの冬を乗り切れるかどうかだろう。橋の工事は、他の事例からすると春には終わる。それまでの辛抱である。

2016/11/15


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