川北英隆のブログ

ヒイラギの花と香りと臭いと

マンションに植えてあるヒイラギに白い花が咲いた。今年は枝一面に花を付けている。そこで1枚写真を撮った(写真)。今日も朝から京都は曇りがちなので、あまりいい写真が撮れない。「腕が問題や」て。
ヒイラギの花の香が好きである。キンモクセイほど強くなく、淡く甘い香りがする。
この香りの話題で思い出すのが最近のコマーシャルである。やたら香りを宣伝している。その度に、臭いアレルギーの友人Oのことを思い浮かべ、代わりに「アホかいな、傍迷惑を考えんのか」と怒ってやっている。
Oは満員電車で臭ってくる女性の香水で辟易するとのことである。僕自身も、新幹線で隣に女性に座られるのが好きでない。何割かで、きつい香水の臭いが漂ってくるから。時たま、それこそ臭いおっさんもいるが。
一時流行ったトイレ消臭剤はキンモクセイだった。お陰で、今ではキンモクセイの香りが好きでなくなった。かつて(今は不明)、「松茸のお吸い物」があった。お陰で、松茸のほのかな香りへのイメージが悪くなった。2013年の6/22に書いたように、いい意味で使われる香りと悪い意味で使われる臭いは紙一重である。香水の主成分、スカトールは大便の臭い成分と共通である。
いろいろ書いたが、ヒイラギの、その姿に似合わない、また鬼避けの鰯の頭とも不揃いな、素晴らしい香りの白い花の写真である。
20161129ヒイラギ1.jpg

2016/11/29


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