京精華(きょう せいか)という店に食べに行った。中華料理ということで楽しみだった。というのも、京都で未だこれぞという中華の店を発見できていないので。
場所は「みやこめっせ」の南側、疎水を挟んだ仁王門通りに面している。疎水が北に曲がる角から50メートルくらい歩いた所、Colbertと書かれた建物の2階に、西側の階段から上がる。場所を丁寧に書いたのは、「京精華」の看板が2階の入口に小さくあるだけなので迷ってしまうから(実際に迷った)。
料理は非常に上品である。
フカひれのスープがその代表で、薄味のさらっとしたスープの中にほぐされたフカひれが上品に浮かんでいる。
エビのチリソースも今まで食べた中で一番上品だっただろう。半熟卵と一緒に食べる。
刺身サラダと言うべき一品、イカ、牛肉の炒め料理も出てきた。やはりあっさりとしている。京都の、それも岡崎に立地していることから、シェフは京風の料理を強く意識しているのだろう。
美味しかった。もっとも、「中華が食べたい」と思っている僕にとっては嬉しい意味で当てが外れたのも正直なところである。もっと下品なというか、中国風の中華を京都で食べたい。
2016/11/30