ニュースを検索していたら、プレミアムフライデーを政府が検討するとか。その金曜日、何かくれるのかと思ったら、「月末金曜日の午後3時を各企業の終業時間として定める」ことを企業に呼びかけるとか。「何のこっちゃ」である。
来年2月からの実施を目指して協議会を発足させるらしい。そこには経団連や流通、旅行、サービス関連など15の経済団体が参加するとか。ご苦労なことである。流通、旅行、サービス業界にとっては我田引水だから、当然「お仕事」なのだろうが。
政府が号令をかけるなんて、おせっかいそのものである。四の五の言わず、従業員に「必ず月に1回は有給休暇を取ること」とすればいいだけである。
それに、金曜日の3時以降なんて、何時間の有給なのか。しかも強制的に取らされて、「今月はもう休んだやん」「しばらく休むなよ」と言われてしまうリスクだって多分にある。
政府や業界の目的は、給料が出た時に早く帰らせ、金を使わせようということである。金を使うわ、有給休暇扱いにされるわ、しかも「もう休んだやん」と言われるわ、従業員にとって踏んだり蹴ったりである。しかも、そのプレミアムフライデーって、どこもかしこも混雑するのだろう。楽しいはずがない。
「嫌だ、嫌だ」である。僕なら、その金曜日は目一杯仕事をし、その代わりにプレミアムフライデー明けの月曜日にでも、「一種の代休やね」と、まるまる1日休むだろう。
2016/12/13