ジェネリック医薬品は使うべきか
少しコンゴから離れる。といってもコンゴで確認した話である。今回の旅行にはお金持ちの医者がいた。「老い先長くない」というので（といっても60代初だが）、診療を休んで旅行に来ていた。
その彼に、機会があったので質問した。製薬会社から「ゾロ薬（ジェネリック）の主成分は元の薬と一緒だが、他の成分の配合が違っている」「だから効き方が異なる」と聞いたが、本当かと。
それに対する答えは、質問の意図を察したのだろう、次のようだった。「本当」「自分で薬を使うときはゾロ薬を使わない」「患者が安いゾロ薬を望めば、そうするが」と。
その彼は、医者といっても歯医者だった。医者の専門分野の話になったとき、「歯医者、目医者が医者ならば、チョウチョ、トンボも鳥のうち」と世間では言うと、自虐的に教えてくれた。
歯医者、眼医者もピンキリだろうが。その彼は、顕微鏡を使って歯を削ったりしている、専門性の高い歯医者のようだった。
2017/01/11
