川北英隆のブログ

夕方ようやくキサンガニを出航

キサンガニに着いた翌日、昼頃にコンゴ下りの船(チャーター船)に乗り込める予定だった。しかし、現地ガイドが「乗るよ」となかなか言ってこない。後でわかったことだが、現地のイミグレーションともめていたらしい。
コンゴ東部では知らなかったのだが(現地ガイドの説明によると、東部とその他の地域ではシステムが異なるらしい)、コンゴの主要な町や村にはDGM(Directorate General of Migration、入国・入域管理局)の役人がいて、その町村に入る度に審査を受ける。テロ対策だということらしいが、その審査の度に「マネー、マネー」と暗に要求される。我々の現地ガイドが、このマネーを(理由は不明ながら)ケチっていたようだ。
川下りに必要に品物(たとえばアルコール)などを調達し、船に乗り、出発できた頃には夕方になっていた。しかも、クルーの1人が来ないとかいうので、キサンガニの郊外に船を停泊させ、乗船を待った。このおかげで、船の出航がおおよそ1日遅れとなった。すでにキンシャサからキサンガニの飛行機で1日遅れだったから、合計2日遅れたことになる。この遅れを取り戻すため、キサンガニからは夜行での航行となった。当初予定していた上陸地でのキャンプではなく、チャーター船の船底で寝た。
写真は出航した夕方の光景である。
コンゴ川の夕暮れ.JPG

2017/01/13


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